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由貴の夏休みphoto日記A



7月△□日 晴れ

今日は午後から時間があったので、
サッカー部の練習を見学に行きました。
一度スポーツフォトを撮ってみたかったのです。

カズが主将の瑞希さんを紹介してくれました。
側にはタカさんもいました。
瑞希さんは撮影を快くOKしてくれ、
タカさんも「うまく撮れたら見せてよ」
と、僕の肩を叩いてくれました。
みんな優しくてホッとしました。

この炎天下、部員のみんなは、
広いグラウンドを走り回っています。
すごいなぁ、僕にはマネできないや。

水分補給の時、皆が暑い暑いとボヤく中、
タカさんだけ涼しそうな顔をしてたので、
不思議に思って訳をたずねると、

「俺の周りだけクーラーが効いてるイメトレ中」

と言ったので、ちょっと笑ってしまいました。
タカさんって面白いなぁ。

すると、話を聞いていたカズが、
「俺なんかプールに入ってるイメトレだぞ!
あぁ〜冷たくて気持ちイイ」

カズったらバカだなぁ、張り合っちゃって。
聞いてるこちが恥ずかしいよ。

すると、それを聞いたタカさんが、
「じゃあ俺は南極にいるイメトレだ。
アイツ(←チームメイトの1人)はペンギン!
涼しいってかもう寒いぞ!」

するとカズが、
「あっそう?じゃあ俺は北極だ!
南極よりも寒いからね北だから(←まちがい)
アイツ(←チームメイトの1人)は白クマ!
もう寒さすら感じないバナナで釘打てるし!」

「じゃあ俺は冷凍庫に入ってるイメトレ!」
「じゃあ俺はもう俺自身が氷になるイメトレ!」
「じゃあ俺はもう」

「さすがウチのエース達、暑い日も元気だ。
ところで休憩終わったの知ってる?
そんなに元気なら走ってこようか、外周」


瑞希さんが背後からそう言った時、
2人の顔はとても涼しそうでした。
(僕もちょっと冗談言ってみたり)

しかし、タカさんとゆっくり話して思ったけど、
タカさんとカズ、少し似てるのかしら。
感受性というか、その…知能というか。
(すみません)

おわり
写真は外を走ってバテたタカさんと、
氷水を持ってきた瑞希さんです。
ナインハーフ(古)ごっこではありません。